ミライースのブログ

愛車のミライースについて、つらつらと書いてます

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アイドリングストップ

イースについてるアイドリングストップ、名称は エコアイドルです。

およそ11km/h以下になるとアイドリングを切って、アクセルを放すか
ハンドルを切るか、ブレーキを強く踏むと再始動します。

停車中のガソリン消費を無くすので、確実に燃費向上に寄与しますが
その代わりに、毎回 セルモーターを回しバッテリーを消耗します。

どの程度の効果があるか、検証してみました。
※アイドリング中 6cc/分 で換算

走行距離: 364km
消費燃料: 21.6L
エコアイドル時間:92分
エコアイドルでの節約ガソリン:552cc 
節約燃料率:2.5%

ということで、エコアイドルの燃料節約は約2.5%です。

これは年間 12千キロ(1000km/月)として、何Lになるかというと
約18Lです。ガソリン 120円として2160円です。

燃費が向上する、さらにCO2の排出が減るという良いとこ尽くめの
エコアイドルですが、しかし潜在的な課題があります。

1.バッテリーの疲弊 (寿命の短縮)
2.セルモーターの疲労 (耐久性の低下)

これらに具体的な数値はありませんが、イースのバッテリーはM42なので
最安で8000円です。年間2160円を節約して、バッテリーの耐久が半分になるなら
2年で交換したらトントンになります。また、エコアイドルで減らしたCO2ですが
バッテリー生産で消費されるCO2とペイできるのでしょうか? (´・ω・`)

次にセルモータです。セルモータはリユース品で2万円程度になります。
エコアイドルによるセルモータへの負荷は確実に高いでしょう。
現在の国産軽自動車で、普通に乗っていたらセルモータの交換は
ほぼありません。(私も一度も交換したことがありません)
しかしエコアイドルだと、通常の数倍~十数倍程度の稼動があるでしょうから
5年なら50年の負荷が掛かることになります。

これもソースはありませんが、知り合いの自動車屋さんに聞くと、口々に
「負荷が大きければ、壊れるのが早くなるのは道理やな」と言っています。
私も、これには賛同します。

では、長めにみて10年でセルモータが壊れたとしたら、10年の節約燃料が
21600円、セルモータの交換コストが 20000円。差し引き1600円しか節約できませんが
先のバッテリーを含めると・・・・・・

という訳で、私はエコアイドルが「燃費には良いが、経済性にもCO2削減にも良くない」と
考えたので、エコアイドルはOFFにして走っています。

また、エコアイドルによって「確実にCO2を減らしているだろ」という意見も見ますが
イース自体が素晴らしい燃費で、相当なCO2削減をしているので、更にその上に
エコアイドルでCO2削減しなくても、いいんじゃないかな~と思ってます。
CO2削減は リッター 5や10で走っている大排気量で悪い燃費の人たちが
もっと真剣に取り組んで頂きたいなぁ、と思ったりします (●´ω`●)

おしまい

従来の自動車のエンジンスタートは

エンジンキー回す→セルモータ回る→エンジンスタートする→キーを戻す
という流れでしたが、イースはちょっと違います。

エンジンキーを回す→セルモータがエンジンスターとするまで回る

という流れになっています。
つまり、ドライバーはエンジンスタートまで回して、すぐに戻しても
エンジンはスタートします。

これは、アイドリングストップ時のエンジン再始動と同じ仕組みです。
見かけは普通のエンジンスタートキーと同じですが、実は全グレードで
スタートボタンと同じように「エンジンスタートは車任せ」となっています。
キー操作は始動時の信号を送っているだけで、セルモーターの
制御は行ってません。

元々、全タイプにアイドリングストップと再始動の仕組みがあるので
それを併用して、通常始動に使ってる訳ですね。

細かいことですが、合理的でユーザーに優しい仕組み作りですね。 (*゚∀゚)っ

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